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大量の小銭に気をつけて

 最近は、いろいろ触れるのにも躊躇するようになってきたので、少しずつキャッシュレスに移行するようになりました。電車やバス、食事や買い物も、その気になれば、すべて非接触型決済で済ますことが出来る社会に、いつの間にか変わっていたことに驚いています。かつて、少し暮らしたことのあるブラジルでも、支払いはデビットかクレジットが普通で、現金は専ら強盗に襲われた時に渡すための護身用として持ち歩いていました。近い将来、レジで現金を渡したらメンドクサイ顔をされる、そんな世の中が日本にも訪れるかもしれません。

 ですが、思い起こせば昭和の時代、現金はそれ自体に意味がある、もっと大切なものでした。また、どこの一般家庭にも一つは貯金箱があって、皆貯金をしていました。日々の生活で節約をして、小銭を簡単には取り出せない入れ物に入れること。当時はそれが賢い行いであり、ささやかな夢への小さな一歩でした。そういえば、今では信じられないのですが、私が子供の頃に住んでいた団地の活気ある商店街では、催事の時に当たりが出ると小銭のつかみ取りをさせてもらえました。大人も子供も大はしゃぎだった幸せな光景を思い出します。

 そして、おそらくはそういった時代のお金だと思うのですが、先日、まさかと思うほどの大量の小銭を発見しました。(私のものではありません。)百円玉はない上に、数えてみると1円だけでかるく500枚以上はありました。そのうち、数える手もだんだん黒く汚れてきたため、あとはもうこのまま銀行に持って行って、窓口で口座に入金した方が合理的に思えました。ですが、念のため、銀行のホームページを見てみると、先に知っておいて良かったことが書かれていたのです。

■硬貨整理手数料の新設(2019年5月より)

硬貨の枚数 手数料
1枚~500枚 無料
501枚~1,000枚 440円
以下省略 以下省略

 注意したいのは、この硬貨整理手数料というものは、こちらが持ち込んだ小銭を銀行側が何枚なのか数える、”算定”に対する手数料である、というところです。つまり、持参した側の数えミスで、こちらは1円玉を500枚ピッタリ持って行ったつもりであっても、窓口で501枚とカウントされた途端に440円支払う必要があります。算定後に取引中止を申し出ても、支払わなければなりません。

 一方、その銀行のATMでは、硬貨は1度に100枚まで入れることができ、投入口の形状はぱかっと口が全開するタイプでした。結局、私は比較的空いている時間にATMに行き、硬貨を投入する作業を2日に分けて行いました。ATMでは100枚を超える枚数を投入すると、超えた数だけ返却され、また、少なく入金すれば、100枚に満つるまで投入口のフタが開きました。予め数えて持ち込む必要もなく、思ったよりも、かなりATMの算定は早かったです。(ATMの硬貨取り扱いは18時まででした。)

 最近では、通帳自体をなくそうとする銀行が現れたり、口座維持手数料を検討する銀行が増えたりと様々なことが変わろうとしています。この硬貨入金の取り扱いも、おそらく各銀行で異なるものと思われます。どうぞ、みなさまもお気をつけて。

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