最近よく聞く、「ファシリテーター」って何?

ファシリテーターとは、促進役、盛り上げ役のこと。ファシリテーターは自分の意見を言う人ではない。自分の考えは持っているものの、それを押し付ける人ではない。参加者の意見や考えを引き出す人のこと。その人の持つキャラクターで、場の雰囲気を柔らかく作り出す人。「ワールド・カフェ方式」によるのであれば、出来ればファッションなどにも気を配る。テーブルコーディネートやお菓子などがあってもよい。(アメはダメ!しゃべれない。)夜は「ワールド・バー方式」でも。

2017年、文科省から「男女共同参画学習課」が消滅するかもしれない危機があった。

当初、文科省は2018年度の組織再編案の中で、「男女共同参画学習課」を廃止する意向であった。しかし、男女共同参画社会の実現を国の最重要課題の一つとして位置付けながら、なお世界に遅れをとる我が国の現状に鑑み、男女共同参画社会実現に向けての教育はいまだ必要不可欠であること等、活動を行い阻止するに至った。

「アイスブレイク」:打ち解ける時間、自己紹介タイム

A4の紙を9つに折り、好きな色のマジックを選択。
⇒好きな色のマジックを選択出来なかった人がいる場合には、他のグループにも声をかけて、その人が好きな色を選べるようにみんなで協力する。
⇒選択できる社会。「選択できること」が「人権」。選べない社会は人権侵害が起こっているといってよい。
そして、真ん中のマス目に自分のペンネームを書き、周囲の8つのマスに自分のトピックスを一言で書いて、みんなにそれを見せながら自己紹介する。

猿はどこにいる?

「動物園の動物は檻の中にいる。」そのような固定観念を打ち破った、シンガポールの動物園。檻の中に動物を入れておくことは、それぞれのライフスタイルを全く無視している。⇒檻のない動物園を作ろう!(=新しい考え方)
当然、これには古い考えを持つ人達から反対意見が出る。「危ない」「人に危害を与えたらどうする」「管理はどうする」…etc.
新しいことをやろうとすると、抵抗勢力が必ず出る。そこで、相手の言い分を丁寧に聞き、相手の意見を存分に引き出した上で、対案を出す。議論はしない。「対話」すること。(=ワールド・カフェルールと同じ)
「動物と人間、双方にとって幸せな動物園を作る」という合意形成。合意形成のプロセスにどう関わるかは非常に重要。結論には、プロセスに関わらない者の意見は反映されない。

プロジェクト・アドベンチャー

プロジェクトアドベンチャーC:コンフォートゾーン
何もしなくても、そのままで心地良い、今のままで良いという状態
⇒成長、変化がない。
P:パニックゾーン
チャレンジする、不安だが一歩踏み出したところの状態
G:グロースゾーン
成長ゾーン、違う自分に変わっていく状態。しかし、Gのままでいるとその場所がCになる。C⇒P⇒G⇒C⇒P⇒G…を繰り返す。

男女共同参画社会実現へのさまざまな鍵

■持続可能な開発目標の17項目(SDGs):国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所のホームページ

■「誰一人取り残さない社会を」:男女共同参画の考え方の根本

■「新しい公共」:共助社会=様々な当事者たちの協働の場(内閣府資料:「新しい公共」宣言「新しい公共」宣言要点

■議会で決まったことを行うのが行政。すなわち、議会に関わらない者の意見は行政には反映されない。「参加」と「参画」の違いをよく考えよう。参加というのは単なる仲間入り。参画は計画段階から関わる場合に用いられる言葉。多様な主体(当事者)が参画しなければ、多様性を反映した社会にはならない。

MORE WOMEN #ELLEFeminism (YouTube)
ビジネス、音楽、芸術、メディア…さまざまな場面において、女性全体がたった1人の女性に代表される例はいくらでもある。女性が男性の数を上回ることはめったにない。

■言葉はデリケート。女性「活用」×⇒女性「活躍」△。女性活用では言葉が上から目線。かといって、活躍が良いかといえば、これでは今まで活躍していなかったみたい。言葉を大切にしよう。

■男性のための男女共同参画
①男女共修家庭科の実現
1993年(平成5年)に中学校で、1994年(平成6年)に高校で家庭科の男女必修化が実施された。(それまでは家庭科は女子のみ必修)
②「ガラスの地下室」問題
女性の昇進を阻むのがガラスの天井なら、男性が追いやられるのが「ガラスの地下室」。男性は男らしさを求められ、危険を伴う仕事をやらされる社会的性役割が根強い。

第4次男女共同参画基本計画(平成27年12月25日決定)内閣府男女共同参画局

■ダイバーシティ(多様性)
違いを尊重して受け入れ、違いを積極的に活かす。「わたしはわたしらしく、あなたはあなたらしく」。(「わたしはあかねこ」という絵本はおすすめ。)女性はこうであるべき、あなたはこうであるべき、と決めつけられると生きにくくなる。例えば、少子高齢化社会に、女性に子供を産んでもらうためにはどうしたら良いか?という議論をされては、暮らしにくくさせられるだけ。女性は政策の対象ではなく、主体になろう。要望するのではなく、自分達には何が出来るか考えよう。そもそも行政は厳格な手続きに則ったことしかできない存在。そこからあふれてしまった(守られない)人達はどうするの?NPOや地域住民などによる?でもいずれは、行政も企業もNPOも市民も協働で。

■「としまF1会議 消滅可能性都市270日の挑戦」(参考書籍)
2014年5月、全国896の「消滅可能性都市」に東京23区で唯一指定された豊島区。消滅可能性、すなわち20代30代がいなくなるのは、区政にその世代の意見が反映されてこなかったからだと考えた区は「としまF1会議」を立ち上げ、裏付けのある当事者目線の提案を得て、豊島区の立て直しにかかった。(F1とは20~34 歳の女性を指す、マーケティングなどで使用される言葉。)

実践!ワールド・カフェ

文科省のワールド・カフェ実践手引書はこちら

その前に…
■協働社会に求められる「ノットワーカー(knot-worker)」とは?
結び目を作る人。ネットワークをたくさん持って、他のネットワークに結びつける役割を担う。この人とこの人(組織でも良い)を結びつければ、この問題は解決するのでは?と考えられる存在。そのためには日頃から多様な人と話をして、ネットワークを沢山作ることが重要。

なお、ネットワークは緩やかなつながりでなければならない。ぎゅっとつなぐと他者を排除してしまう。これでは新しい人(アイディア)が入ってこないのは当たり前。つながりが弱く緩やかであるだけであって、新しいものを生み出す強さはある。

■シックス・ディグリー
口に出せば、6番目につながるという理論。⇒口に出すための仕掛けづくりが必要。

■気配り上手なリーダーになろう
ついて来い!は過去の話。1人1人の力を引き出す、ファシリテーター的な存在。相手を打ち負かすような議論でではなく、あくまでも「対話」で。

ワールド・カフェにおける、カフェ・エチケット
①議論ではなく対話をすること。
②否定や批判はNG!
③”自分のこと”として語ろう。
④お互いに聴き合おう。
⑤対話を楽しもう!

 

お題:暮らしやすい、生きやすい地域にするには、何が必要か?

Ⅰ 紙に1人10個ずつ単語を書き出して、模造紙に貼り付ける。
Ⅱ グループでその中の1つを選択する合意形成。
Ⅲ グループに国名を付けて、1人(説明役)を残し、他の者は他国へ留学。
Ⅳ 他国の対話に参加。
Ⅴ 自国に戻り、留学経験を活かして更なる合意形成。(家出方式)
Ⅵ 暮らしやすい地域にするために、明日から実践することを前に出て発表する。

最後に… アイディアとして口に出したことは、必ず、実現する。