■市民による政策提案
(例)茅ヶ崎市
市民5名以上の連署をもって、行政に対し、政策提案が出来る制度がある。
また、自主的かつ公益的な市民活動を財政的に支援する制度(市民活動げんき基金=茅ヶ崎市市民活動推進基金)もあり。

■事例研究(福岡県大牟田市:認知症をキーワードに地域づくり)
【ポイント】
・民間事業者、専門職、行政のコラボ
・顔の見える関係→課題の共有、定期的な勉強会・意見交換会の開催
・行政が事務局となり、補助事業やモデル事業を活用して積極支援
・最初から全市的な取り組みとせず、学区程度の規模からスタートして徐々に拡大

詳しくは「まちで、みんなで認知症をつつむ~大牟田市の取り組み~」参照

■人が行動を変えるきっかけ ~行動経済学の視点から

現状維持バイアスの問題をクリア
人は基本的に現状を変えたくない。例えば災害など、よほど大きな危機感やきっかけがない限り、現状を大きく変えたいとは思わない。

②ソーシャル・プルーフ=社会への同調(同調圧力
人は、”多くの人がやっていることは自分もやるべきではないか”と考える傾向にある。例えば、24時間テレビで「ただ今、全国の皆様から集まった募金の総額は2億何千万円です」と放送すると、一定の同調効果が期待できる。

③「社会の標準」「社会規範」を効果的に使う
”今は社会の常識はこうなっている”という雰囲気を醸し出すと、それにならおうとする一定の効果が期待できる。

相互主義の本質を上手に使う
ただ協力してくださいと言うのではなく、例えば、「あなたも寄附したのだから、私も寄附しようかな…」という意識を起こさせる。

 

(グループワークⅠ)「スマートフォンを見ながら食事をしない」という社会規範を確立するためのアイディアを出せ。

 

■社会規範と市場規範
社会規範:気持ち、愛情、心の距離など(例えば、友達だから何かしてあげよう、という気持ち)
市場規範:対価、お金で解決など

→市場規範を持ち出した瞬間に、社会規範は消えてしまう。社会規範が意外と豊かさや効率性を創り出す。つながりや人間関係も大切。
地域社会を再構築したいなら…どのように社会規範を動かしていくか、「私も地域社会の一員だから、何かやろう!」というみんなの気持ちをいかに掘り起こすか考える。
 

受け入れられやすい(採用されやすい)提案とは?

・多少の実績があること、提案前に既に自分達で1年くらい手弁当で取り組んでいることなどが望ましい
・税金を使っても良いと他人が思うような内容
・他人に「お金を出したい」「労力を提供したい」と思わせる内容
・生活シーンに寄り添った内容
・分かりやすいストーリー(起承転結はNG。問題のある現状の説明から入り→私はこうしたらいいんじゃないかと思う、という展開にする。)
・最初に「はっ」と思わせる、心に残る納得のいく内容
・提案内容がいかにすぐれているかも示すこと

 

審査する側(行政)の立場に立った提案

・問題のある現状を、確かにそうだなと思わせることができるか
・現状を批判するのではなく、こうすればもっとよくできるという姿勢(連携・協力姿勢)を見せる
・提案内容が具体的か、予算の点から考えて1年単位で実現可能性があるか
・効果(×結果)が明示できているか
×講習会をやったら、100人集まった(→これは結果)
○講習会をやったら、市民同士のネットワークができる(→これが効果)
・どのような人々や団体が具体的に関わっていくかを示す
・予算を具体的に示す。全部、行政に負担して欲しいというのではなく、手弁当意識は最後まで持ち続ける。(10万円くらい出して欲しいイメージで)

 

(グループワークⅡ)災害に対応できるまちづくりのために、住民データバンクをつくるためのアイディアを出せ。

災害時に困らないための情報集積方法、情報共有のあり方、地域のシステム作りを考える。既存の枠組みを考慮しながら、情報を集める平時のシステム作り、災害時には実効力あるシステムを構築せよ。(行政では集積できない、住民ならではの情報収集)

以下の①から③を明確に打ち出すこと
①問題意識
②提案(キャッチコピー)
③具体例(どのように進めるか、システム、人の配置、ネットワークなど)